こんな所に有田焼?

知っているとちょっと楽しい”隠れ有田焼”
長年、有田周辺に住んでいますが、いまだに「えっ、こんな所にも有田焼を使ってるの?」という発見があります。
有田焼が四百年の歳月をかけて、町中に浸透していると言うことですね。
今回はその一部をご紹介したいと思います。
No.1 有田焼の鳥居
有田焼の創始者と言われている李参平が祀られている神社が有田の内山地区にあります。
陶山神社(すえやまじんじゃ)※と呼ばれるその神社には、その名の通り陶器で出来た鳥居があるのです。
この磁器で出来た鳥居は、現在は国の有形文化財にも登録されています。(2000年4月28日登録)
※正式には「すえやまじんじゃ」と読みますが、俗称として「とうざんじんじゃ」と呼ばれることもあります。

有田磁器の白い肌、全体に染付された絵柄が青い空とマッチしています。
一つ残念なのが、ひび割れが多く、隙間から植物が生えてきています。綺麗な状態の鳥居を見てみたかったですね。
鳥居の全体が次の写真です。

鳥居は有田の街を一望できる高台にあります。神社の入り口のすぐ前を電車が走る光景は、テレビ番組にも取り上げられたりしています。
鳥居以外にも、陶器で出来た灯篭や狛犬など、有田ならではの神社といった光景が広がっています。
陶器好きの方は、ぜひ一度訪れてみてください。飾られている陶器を眺めるだけでもとても楽しい神社です。

まとめ
この鳥居だけでなく、有田の街には、いろいろな場所に陶器でできた物が沢山あります。
それこそ、古いものから新しく作られたものまで様々です。今後も発見した隠れ有田焼をご紹介していきたいと思います。
店先の焼き物だけでなく、町中に目をやって、有田の街をくまなく楽しんでみてください。
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