波佐見焼 コンプラ瓶

波佐見焼 コンプラ瓶

とてもユニークな名前と形の容器ですが、れっきとした日本の焼き物です。

江戸時代から明治にかけて波佐見で焼かれた焼き物で、主に醤油やお酒を入れて海外に輸出するために使われた入れ物がこのコンプラ瓶です。

名前の語源は、ポルトガル語の「コンプラドール(Comprador)」が由来と言われ、意味は仲買人です。江戸時代、鎖国されていた当時は、長崎・出島が唯一の開かれた港だったため、そこからオランダの東インド会社によって海外へと輸出されていきました。

ヨーロッパに渡ったコンプラ瓶ですが、中身の醤油やお酒を使い終わった後は、一輪挿し等のインテリアとしても再利用されており、フランス皇帝ルイ14世やロシア文豪トルストイも一輪挿しとして利用していたという話も伝わっています。

今も、コンプラ瓶はお土産品として波佐見で購入できます。小さい一輪挿しは千円以下から、大きいものでも数千円で購入できます。

特徴的なのは形もそうですが、やはり大きく描かれている文字ですね。

「JAPANSCHZOYA」と写真のコンプラ瓶には描かれています。種類としてはもう一つ「JAPANSCHZAKY」というものがあり、「ZOYA」が醤油、「ZAKY」がお酒を表しているそうです。

写真は一輪挿しとして売られていましたが、醤油入れとしても使えそうです。当時と同じく、コルクで蓋をしたら食卓がちょっとだけオシャレになりそうですね。

雑記 – 特に陶器とは関係のない話

2019年4月1日、新元号が「令和」に決定しましたね。

まだ違和感がありますが、使っていくうちに徐々に馴染んでいくものでしょうね。

新しい器や、湯のみも使い始めは違和感がありますが、使っていくうちに、これじゃないとしっくりこないという感覚があるものです。

5月は令和最初の陶器市が肥前やきもの圏の様々な場所で開催されます。

平成と令和をまたがって開催される有田陶器市。ぜひ現地へ足を運んでみてください。