有田焼のマグカップ 季節のおしゃれな絵柄を求めて

           
  • 公開日:2019.03.13
  •  
  • 最終更新日:2019.03.25
  • 陶器の雑学
有田焼のマグカップ 季節のおしゃれな絵柄を求めて

陶器にも季節がある?

有田では毎年2月から3月にかけて「有田雛(ひいな)のやきものまつり」というイベントが行われています。

3月のある日、春を感じられるおしゃれな焼き物を探そうと言うことで、桜柄のマグカップを目当てに有田の街を回っていました。

桜の絵柄は、いかにも春らしい絵柄ですし日本を象徴するモチーフでもあるので、沢山あるだろうと軽い気持ちで回り始めたのですが、1軒目、2軒目、3軒目・・・なかなか見つかりません。

桜柄もあるにはあるのですが、目的であるマグカップではなかったり予算的に無理だったりしましたし、桜柄の焼き物も他の柄に比べて相対的に少ない印象を受けました。

まだ桜の季節ではない?

4軒目を訪れた時、店員さんとこんなやりとりがありました。

店員さん

何かお探しですか?

陶器の絵柄

桜柄のカップを探しているんですが・・・

店員さん

桜柄ですか・・・今はまだ時期が早いかもしれませんね。季節に合わせて作るので、桜柄が並ぶのはもう少し先になるんじゃないですかね。

陶器の絵柄

え?柄にも季節があるんですか?

店員さん

全ての窯元さんに当てはまる訳ではないですが、季節に合わせて作ることは多いですね。

全然知りませんでした。窯元さんや作家さんによっては、同じモチーフを継続的に作ったり、安定的に量産を行なっている場合もありますが、焼き物も季節などのニーズに合わせて作ることが多いのだそうです。

確かに、春野菜を秋めいた紅葉柄のお皿に盛り付けるより、春の息吹を感じる絵柄のお皿に盛り付ける方が美味しそうに感じます。

季節の焼き物は、季節に合わせて

今回は3月初旬に有田の街を周りました。2月上旬から3月中旬までは桜と言うよりは梅の花が見頃を迎える季節です。

確かに、思い返してみると桜柄は少なかったですが、梅の柄はよく見かけました。

もし、目的の絵柄があるならば、季節を気にして出かけた方が、お目当ての作品に出会う確率は高くなります。

桜柄のマグカップ

さて散策話の続きですが、6軒目を出たところで、お目当ての桜柄のマグカップは半ば諦めていて、車を停めてある駐車場に戻っていました。

帰り道に雰囲気の良いギャラリーがあったので、ここで最後にしようと立ち寄ったのですが、まさかここで桜柄のマグカップに出会うとは全く考えていませんでした。

そこの作家さんは、桜柄をモチーフにした作品をシリーズ的に作っているらしく、桜柄のお皿や湯のみなどを数多く展示・販売されていました。

作家さんご本人がお店にいらっしゃったのですが、購入の際にとても心温まる対応をしてくださりました。

まとめ

結果的には目的の焼き物を手に入れることができて大満足の散策でした。

こう言う思わぬ出会いがあるのが焼き物散策の楽しい一面です。

遠くに住んでいて有田の街になかなか行くことができないと言う方は、季節を気にして出かけてみてください。お目当ての作品に出会える可能性が高くなります。

近くに住んでいる方は、ちょくちょく行ってみるのはどうでしょうか?思わぬ出会いがあるかもしれませんよ?